「田押し」

少し時期早いですが今年は日程が取れなさそうなので、早めに「田押し」をしました。

「田押し」は、水稲の苗を定植する前に行われる作業です。

苗床から取り出した苗を定植する前に、田んぼの表面に水を張り、足や棒で水を押しながら土をならして田んぼの表面を平らに整えることが「田押し」です。この作業によって、以下のような効果が期待できます。

○苗を定植するための土の準備: 田んぼの表面を平らに整えることによって、苗を定植するための土の準備を整えます。均等にならした土壌に苗を定植することで、苗が均等に成長し、収穫量の増加につながります。

○土壌中の空気の循環: 土をならすことにより、土壌中の空気が循環し、稲の根に必要な酸素が供給されます。また、空気が循環することにより、土壌中の有害なガスが分解されることもあります。

○雑草の発生を防ぐ: 田んぼの表面を平らに整えることにより、雑草の発生を防止することができます。特に、水が均一に行き渡ることで、雑草の生育環境を悪化させ、発生を抑制する効果があります。

○水の均一な供給: 田んぼの表面を平らに整えることにより、水が均一に行き渡り、稲の根に必要な水分を十分に供給することができます。

以上のように、田押しは、水稲栽培において非常に重要な作業であり、苗の根付きを促進し、良質な作物の収穫につながります。